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バリ通信網、年末年始に向けインドサットが安定運用強化

インドネシアの携帯電話大手インドサット・オレドー・ハチソンは、バリ島における2025年末から2026年始めの繁忙期に向け、通信ネットワークの安定運用に対する課題を表明した。雨季による停電や土砂崩れに伴う光ファイバーの切断リスクが高まる中、同社は対策を強化する。

同社のバリ・ヌサトゥンガラ地域技術責任者、マルディオノ氏は、停電時には基地局のバッテリーを増強し、最低4時間の稼働を確保すると説明。さらに、年末年始には発電機を携行する特別チームを配備する方針だ。光ファイバーの断線対策としては、多重保護システムを導入済みである。

昨年9月のバリ島での大規模洪水から教訓を得た同社は、クタ、チャングー、ヌサドゥア、ウブドといった主要観光地の通信設備を改善。年末年始の利用者は最大17%増加すると予測しており、人工知能(AI)を活用して利用状況を分析し、混雑ポイントに担当者を配置する。