高層ビルや歴史的建造物が立ち並ぶ大都市ジャカルタには、街の随所に象徴的な銅像が設置されている。これらは単なる装飾ではなく、国家の精神を物語る存在だ。
中でも目を引くのが、旧ソビエト連邦から贈られた「Patung Pahlawan(英雄の像)」。ロシア人彫刻家M・マニゼルらが制作し、農夫と妻の姿を通して「英雄を尊ぶ国こそが大国である」という思想を表現している。
空への憧れを象徴する「Patung Dirgantara(ディルガンタラ像/パンチョラン像)」は、ブン・カルノの悲願だった航空宇宙分野の威厳を示し、誠実さや勇気といった価値観を体現。「Monumen Selamat Datang(歓迎の像)」は、訪問者を迎える温かな象徴として親しまれている。
さらに「Patung Pemuda Membangun(建設する青年の像)」や「Patung Jenderal Sudirman(スディルマン将軍像)」が街を力強く見守る。圧巻なのが、ニョマン・ヌアルタ作「Patung Kuda Arjuna Wijaya(アルジュナ・ウィジャヤの馬車像)」。8頭の馬を通じ理想の指導者像を今に伝えている。
もうひとネタ!
ロシアの写実彫刻からバリ神話まで、多国籍な芸術がジャカルタの景観を形作っている点も見逃せない。


















