インドネシアの各地でデング熱が流行しており、1月だけで死者が100人を超えたことが明らかになった。保健省は雨季がピークを迎える2月から3月にかけて更にデング熱は勢力を増すと予測し、国民に警戒を呼びかけている。
1月27日までのデング熱による死者は、東ジャワ州で41人、北スラウェシ州で13人、東ヌサトゥンガラ(NTT)州で12人にのぼり、NTTの2つの地域を含む計4地域でデング熱による緊急事態宣言が発令。保健省はジャカルタを含む多くの州でも「デング熱症例が大幅に増加している」とし、注意を促した。
西ジャワ州の州都バンドンの国営病院では、通常1カ月に8~10人のほどのデング熱患者が、1月は24日時点で既に55人に達し、ベッド数が足りず病院内の廊下の割り当てを検討中のほか、流行が拡大する地域では数十億ルピアをかけ殺虫剤の散布を行うなど対応に追われている。
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