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1か月にわずか8個の希少品!ゴロンタロの伝統帽子の魅力

(c) travel.detik.com

ゴロンタロには、「ウピア・カランジ」という特産の帽子がある。
この帽子はゴロンタロの人々のアイデンティティであり、サウジアラビアのメッカへの巡礼の際にも愛用されている。2019年にはインドネシアの無形文化遺産に指定され、旅行者の土産物としても人気を集めている。

ウピア・カランジの歴史は古く、17世紀にはすでに存在していた。ゴロンタロのイスラム化に大きく貢献したスルタン・エヤトが着用していたことでも知られている。近年では、アブドゥルラフマン・ワヒド元大統領が愛用したことで全国的な知名度を獲得し、「コピア・グス・ドゥール」という名で需要が急増した。ジョコウィ大統領政権下のサンディアガ・ウノ大臣も、この帽子を愛用する一人である。

帽子の素材には、現地でミンツと呼ばれるシダ植物を使用する。長さ2メートルのミンツを15〜20本用意し、4つに割って6時間天日干しにした後、高い精度で丁寧に編み込んでいく。1つの帽子を仕上げるのに3日を要するため、職人は1か月にわずか8個しか生産できない。伝統と高度な職人技が詰まったこの帽子は、まさに希少な芸術品である。

もうひとネタ!
手編みで作られるウピア・カランジの形は一つではなく、従来型のスタンダードなデザインだけでなく、丸みを帯びた形状のものなど様々なバリエーションが存在する。