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3月外国人観光客、前月比6%減 回復勢いに陰り

インドネシアの観光回復にブレーキがかかっている。国家統計局が5月4日に発表した2026年3月の外国人観光客数は、前月比6.17%減の109万人に落ち込んだ。2023年から続いていた増加傾向に陰りが見え、成長の勢いが一服した格好だ。

主要市場である近隣諸国からの客足が鈍った。国別シェアで17.14%を占めるマレーシアは前月比6.37%減、シンガポールも5.96%減となった。一方、オーストラリアは21.67%増と大幅な伸びを記録し、主要市場間で明暗が分かれている。

玄関口別では、バリ島のングラ・ライ国際空港が約46万5千人と最多で、次いでスカルノ・ハッタ国際空港、バタムの順となった。2026年1〜3月期の累計は前年同期比8.62%増の344万人と、2020年以降で最高の水準を維持した。ただ、パンデミック直後の爆発的な回復期に比べ、成長率は鈍化している。

国家統計局のハルトノ副長官は「足元の減少は季節要因が強いが、年次では回復傾向にある」と述べた。急激な需要回復のフェーズが終わり、今後は観光産業の持続可能性をいかに確保するかが焦点となる。