西スマトラ州アガム県のマトゥア・カティアク地区で5月5日、野生のスマトラトラが水田に出現した。現地で農作業に従事していた住民10名が、絶滅危惧種である同個体との衝突を避けるため、近くの小屋に約4時間にわたって避難した。
住民らはトラの接近を察知して即座に退避し、建物内に身を隠すことで難を逃れた。人的被害は報告されていない。同地域を管轄する西スマトラ天然資源保全局は、以前からトラの目撃情報を受けて監視カメラの設置や捕獲用の檻を導入するなど、対応を強化していた経緯がある。
スマトラトラは法律で厳重に保護されているが、生息環境の変化に伴い人里に近い場所への出没が相次いでおり、地域住民との共生が課題となっている。

















