LINE公式アカウント 友だち登録はこちら

前教育相、汚職公判に「配車大手」の制服で出廷

ナディエム・アンワル・マカリム前教育文化研究技術相は6月2日、自身が被告となったノートパソコン「クロームブック」などの調達を巡る汚職事件の弁論公判に出廷した。ナディエム被告は、自身が創業した配車サービス大手ゴジェック・インドネシア社の運転手用ジャケットを着用して現れ、潔白を主張した。

起訴状によると、同被告は2019年から2022年にかけて、教育デジタル化プログラムの一環である「クロームブック」および管理システムの調達において、国に2兆1,800億ルピア(約209億円)の損害を与えた疑いが持たれている。検察側は禁錮18年に加え、10億ルピア(約960万円)の罰金、5兆6,700億ルピア(約544億円)の追徴金を求刑している。当局の調べでは、ナディエム被告はアプリカシ・カルヤ・アナク・バンサ社から「ゴジェック・インドネシアを通じて8,095億9,000万ルピア(約77.7億円)の不正な利益を受け取ったとされる。 被告の2022年時点の有価証券資産は5兆5,900億ルピア(約537億円)に上る。

中央ジャカルタ地方裁判所のプルワント裁判長のもと開かれた公判で、ナディエム被告は「全ての嫌疑は事実無根だ」と述べた。公判前、同被告は支持者の運転手から手渡されたジャケットを羽織り、法廷へと向かった。本事件ではイブラヒム・アリエフ、ムリヤッシャー、スリ・ワヒュニンシの各被告も共犯として起訴されており、現在逃走中のジュリスト・タン容疑者の行方を追っている。