LINE公式アカウント 友だち登録はこちら

テルコム、バタム島DCを拡張 AI需要で稼働前に満床

通信最大手のテルコム・インドネシア社は、バタム島で展開するデータセンター(DC)事業「ニュートラDC・エヌゼラ・バタム」の第1棟(BTM-1)が、年内の稼働開始を前に全容量の契約を完了したと発表した。旺盛な市場需要に応えるため、同社は直ちに第2棟(BTM-2)の建設による容量拡張に着手する。戦略的パートナーとして、英ロンドンに本社を置くAI・データ分析大手のゴリラ・テクノロジーが容量を確保した。同社はバタム拠点を活用し、アジア全域でAIインフラやデジタルサービスの展開を加速させる方針だ。

テルコムの戦略ビジネス開発担当ディレクター、セノ氏は「今回の成功は、デジタルインフラ企業への転換を目指す戦略の正しさを証明するものだ」と述べ、AIやクラウド需要の増大を背景に、インドネシアが地域のデジタル経済で中核を担うとの認識を示した。ニュートラDC・グループのアンドリュー最高経営責任者(CEO)は、グローバル企業との提携が国際基準のエコシステム構築の弾みになると強調。また、ニュートラDC・エヌゼラ・バタムのインドラマCEOは、シンガポールに近い地理的優位性と接続性を生かし、さらなる投資を呼び込む構えだ。

同プロジェクトは最終的に100メガワット(MW)規模の容量を目指し、環境に配慮した運営を徹底する。アジア太平洋地域でのDC投資額は73.2兆ルピア(約6,954億円)規模に達しており、バタム島はその戦略的拠点として存在感を強めている。