首都ジャカルタの大気汚染が深刻な水準に達している。空気質調査サイト「アイキューエア(IQAir)」によると、7月10日午前6時45分時点で、ジャカルタの空気質指数(AQI)は153を記録した。これは世界で3番目に高い汚染水準であり、当局は市民に警戒を呼びかけている。
汚染の主因は微小粒子状物質「PM2.5」で、濃度は1立方メートルあたり57.5マイクログラムに達した。この数値は「不健康」なカテゴリーに分類され、呼吸器疾患を持つ敏感なグループだけでなく、動植物や景観にも悪影響を及ぼす恐れがある。これを受け、外出時のマスク着用や室内の窓を閉めるなどの予防措置が推奨されている。世界の汚染都市ランキングでは、首位のキンシャサ、2位のカンパラに次ぐ順位となった。
事態を重く見たジャカルタ特別州政府は、インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)と協力し、汚染を正確に予測する早期警戒システム「EWS」の導入を進める。同システムは高齢者や子どもらの健康リスクを軽減する長期戦略の一環だという。州政府は情報の透明性を高め、市民が適切な対策を講じられる環境を整える方針だ。















