記事要約
政府は、国籍法の改正案において、戦略的分野の専門家を対象とした「限定的二重国籍」の導入を提案した。高度な技術を持つ国外在住のインドネシア人の知見を国内に引き留め、国家の発展に活用することが最大の狙いである。スプラトマン法相は、すでに改正案を大統領に提出したことを明らかにした。今後は大統領令の発行を待ち、国会での審議を本格化させる方針だ。
この制度は一般に広く適用されるものではなく、核物理、化学、医療といった高度な専門知識を持つ人材や、国家代表チームへの貢献が期待されるアスリートなど、特定の分野で国益に資する個人に限定される。同法相は、本制度の適用は個人ではなく、政府省庁や公的機関による具体的な要請に基づかなければならないと強調した。
背景には、海外で活躍する高度人材が現在の外国籍を維持したままインドネシアにも貢献できるようにし、その知識や経験を国家の発展に生かしたいとの狙いがある。国民の要望と国家戦略を両立させる一歩となるが、最終的な導入は今後の国会での合意が条件となる。















・核物理や医療などの戦略分野、代表アスリートが対象。
・省庁の要請を必須とし、国益に資する貢献を継続させる。