記事要約
国営製鉄大手、クラカタウ・スチール(KRAS)は7月24日、同社の主要生産拠点である製鉄施設で火災が発生し、不可抗力(フォースマジュール)を宣言したと発表した。
同社の情報開示資料によると、火災は7月19日、冷延工場内の連続タンデム冷間圧延機生産エリアで発生したという。今回の火災により、同社は主力製品の一つであるフルハード冷延鋼板の生産に重大な支障をきたしている。一方で、バッチ焼鈍炉を用いた焼鈍済みの冷延鋼板(CRCソフト)や、連続酸洗ラインによる熱延酸洗鋼板などの生産設備は被害を免れており、これらの製品供給は継続する方針だ。
同社マネジメント層は「火災に伴い不可抗力事態が発生したと判断した」と述べた。国内市場への影響については、他の国内メーカーとの戦略的提携を通じた供給スキームを活用し、フルハード冷延鋼板の供給を維持するとしている。同社は早期の復旧を目指すと同時に、国内の鋼材サプライチェーンに与える打撃を最小限に抑えるための対策を講じる構えだ。
















・冷延鋼板の一部製品で不可抗力を宣言。
・国内他社との連携により供給継続を図る。