記事要約
ヘリコプター運航大手、ホワイトスカイ・グループは、中国の「空飛ぶクルマ」メーカー、ヴォラント(Volant)から電動垂直離着陸機(eVTOL)計60機を導入することで合意した。上海で開催された「国際アドバンスト・エア・モビリティ万博2026」にて調印式が行われた。
契約総額は15億人民元(約322億5,000万円)に達し、東南アジアにおける都市型航空交通(UAM)の普及を加速させる狙いだ。発注機体は商業旅客用モデル「VE25-100」で、最大6人の搭乗が可能。航続距離は200〜400キロメートル、最高時速は235キロメートルを誇る。貨物輸送への転換も容易な設計となっている。
ホワイトスカイのデノン最高経営責任者(CEO)は「欧米製は富裕層向けで高価だが、中国製は手頃な価格で高度なデジタル技術を提供している」と述べ、多島海国家であるインドネシアの大衆市場に適していると強調した。同社は、既存のヘリポートをeVTOL専用の「バーティポート」へ改修するなど、電動化を見据えたインフラ整備に着手する。2050年までの排出実質ゼロ達成に向け、効率的な物流網と新たな旅客インフラの構築を急ぐ方針だ。
















・契約総額は15億人民元(約322億5,000万円)で、多島海国家の物流効率化を狙う。
・既存のヘリポートを専用離着陸場へ改修し、電動航空網を構築する。