記事要約
中部ジャワ州カランアニャル県のベルジョ村で、村営企業が自然資源を生かした観光事業で目覚ましい成果を上げている。2012年から「ジュモグの滝」や「マディルダ湖」の運営を本格化させ、休日には約4,000人の観光客が訪れる主要拠点へと成長した。バリアフリー対応の強化など質の高いサービス提供に加え、貯蓄貸付事業の展開も奏功し、2025年の年間売上高は110億ルピア(約1億300万円)に達した。
村営企業アラム・べルジョのスラルノ社長は、収益の60%を村の独自財源として拠出していると説明する。村はこの資金を背景に、全住民の健康・福祉・教育を網羅する独自プログラム「3SBS」を2年前から開始した。「全員を大学卒業へ」と掲げる教育支援は手厚く、返済不要の給付型奨学金として中学生に年間50万ルピア(約4,700円)、高校生に100万ルピア(約9400円)、大学生に500万ルピア(約4万7000円)を支給している。世帯の所得水準に関わらず全ての生徒を対象としている。地元の観光資源を自らの手で収益化し、その利益を直接住民の福祉向上につなげる仕組みは、持続可能な地方創生の先進モデルとして注目されている。















・収益の6割を村財源に拠出。
・全世帯に返済不要の奨学金。