記事要約
農業省は、サトウキビの川下化(高付加価値化)を加速させる代替策として「グラ・トゥンブ(褐糖)」の産業開発を強化している。全国的にサトウキビの生産量が増加するなかで、既存の製糖工場の処理能力不足を補って、農家の収益性を高めるのが狙いだ。
農業省の栽培総局で局長を務めるアンカット氏は、中部ジャワ州の生産者協同組合コペラシ・プルウィラ・チプタ・マンディリ(KPCM)の加工場を視察した。アンカット氏は「砂糖の自給自足実現に向け、白糖以外の有力な選択肢になる」と述べた。褐糖はケチャップ製造などの産業用途で根強い需要があるという。普及への課題は衛生管理の徹底と設備の近代化だ。
同氏は、輸出や産業利用の拡大に向け、政府と自治体が連携して衛生基準を引き上げる方針を示している。産地のルンバン県では2026年、サトウキビの植え替え事業に36億ルピア(約3,420万円)の予算を投じる。農家側は生産効率を高めるため、天候に左右されない設備の近代化や燃料転換への支援を求めている。















・製糖工場の能力不足を補い、産業需要を取り込む。
・衛生基準向上と設備の近代化が普及の鍵。