記事要約
「店舗を持たない」コーヒー事業が急拡大している。スマートリテール企業のジャンプスタート・コーヒーは、人工知能(AI)搭載の自動販売機を武器に市場を席巻。2025年8月にはイオンモール・ジャカルタ・ガーデンシティに5,000台目の設置を完了した。オフィスや病院など都市部の生活動線を網羅する戦略が奏功している。
強みは徹底した効率化だ。モノのインターネット(IoT)とAIを全端末に統合し在庫をリアルタイムで監視。運営コストを抑え、1杯約93円から140円という低価格を実現した。創業時は決済の複雑さが課題だったが、デジタル決済「キュアリス(QRIS)」の普及が追い風となり急成長に転じた。
投資家の評価も高い。同社はクール・ジャパン・ファンドなどからシリーズBの資金を調達。ワールド・コーヒー・ポータルの報告では2022年下半期の売上高は前年同期比で400%以上増加した。調達資金はネットワーク拡大や新機種開発、海外展開の準備に充てられる。ジャンプスタートは単なる自販機運営を超え、スマート小売プラットフォームとしての地位を確立しつつある。















・IoT活用で運営を効率化し、1杯93円からの低価格を実現。
・日系ファンドなどの出資を受け、海外展開も視野に入れる。