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中銀、廃棄紙幣の72%を再資源化 27年に全量循環へ

記事要約
・廃棄紙幣の72%を再利用。
・2027年に循環利用率100%を目指す。
・燃料や土産品として付加価値を創出。

中央銀行であるバンク・インドネシアは、廃棄される紙幣を再資源化し、新たな付加価値を生み出す「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」の取り組みを加速させている。現在、廃棄紙幣の72%がすでに再利用されており、2027年までには全量の100%を循環利用する計画だ。同行は中小零細企業と連携し、廃棄紙幣を土産品へと再生させているほか、エネルギー関連企業とも協力している。

紙幣の裁断くずは、電力発電や産業用エネルギーの補完的な燃料として活用される。バンク・インドネシアのリッキー副総裁は、「通貨管理は、紙幣が流通不適となった時点で終わるのではない。いかに生産的な再利用を通じて新たな価値を与えるかが重要だ」と強調した。

この持続可能な通貨管理の革新性は高く評価され、国際通貨協会から「IACAアワード2026」を授与された。ジャカルタで開催された国際フォーラム「ブリッジ(BRIDGE)2026」では、バンク・ネガラ・マレーシアやバンク・オブ・タイランドなど近隣諸国の中銀とも知見を共有。東南アジア全体で、通貨管理における環境負荷の低減が重要な課題となっている。