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学習塾の定員争奪戦が過熱 親が未明から大行列

記事要約
・学習塾の受講枠を巡り、親が未明から長蛇の列を作る騒動が発生。
・安価な費用と厳しい定員制限が、過度な希少価値を生み出した。
・専門家は背景に教育格差や公教育への不信、親の焦燥感を指摘。

古都ジョグジャカルタ市ゴンドクスマン区ガヤム地区で、子どもを民間学習塾に通わせるため、多くの保護者が未明から長蛇の列を作る異例の事態が起きている。まるで人気音楽コンサートの席を奪い合うかのように、暗闇の中で夜を明かし、あるいは前夜から泊まり込んで先着順の受講枠を狙う親たちの熱狂は、現地で「チケットハント」と称され社会的な波紋を広げている。

今回、親たちが殺到した学習塾は、受講生を約400人に制限した少人数のクラス体制を敷き、授業料も比較的安価なことで知られていた。第一志望校への合格実績や口コミから広がる高い信頼が、限られた受講枠の希少性と重なり、過度な先着競争を引き起こした。

教育専門家のヤヤ氏は「この過熱ぶりは、教育機会の格差や学校教育への不信、そして我が子を良い学校に入れたいという親たちの焦燥感が引き起こしたものだ」と分析する。本来は学校が児童の基礎的な学習ニーズを十分に満たす主たる責任を負うべきであり、教育環境の質向上や格差の体制是正が急務である。抜本的な対策が放置されるなか、親たちの深夜の行列は現行の教育制度が抱える課題を静かに浮き彫りにしている。