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メダン工業地帯で冠水被害 労働者の通勤に支障

記事要約
・インドネシアのメダン工業地帯で豪雨による大規模な冠水が発生した。
・水深が太ももに達し、オートバイの浸水故障や押し歩きを余儀なくされる労働者が相次いだ。
・企業側はトラックを手配して従業員や車両を輸送するなど、通勤支援の対応に追われた。

メダン市に位置するメダン工業地帯で豪雨による大規模な冠水が発生し、現地工場労働者の通勤に深刻な影響が出ている。9月9日夜の集中豪雨により、翌10日になっても敷地内の主要道路で冠水が解消されず滞留が続いた。水深は太ももの高さにまで達し、多くの労働者がオートバイを押して浸水路を進む事態となった。

現地企業に勤めるサトリア氏は、帰宅途中に車体が水没してエンジンが停止し、30分以上にわたり押して歩いたと証言した。同工業地帯は排水性が悪く水が引きにくいため、翌日昼過ぎまで冠水状態が続いた。労働者からは、冠水が繰り返されるたびに通勤や車両への被害が生じるとして、排水設備の改善を求める声も上がっている。

これに対し、オートバイごと労働者を大型トラックに乗せて運搬する輸送対応が広がっている。サトリア氏の勤務先でもトラックを手配して社員の通勤を支援するなど、企業側が対応に追われた。SNS上では厳しい環境下で移動する労働者の映像が拡散され、排水インフラ整備の遅れと現場の混乱が浮き彫りとなった。