記事要約
インドネシア商工会議所は世界で拡大するクリーンエネルギー分野において、同国が強力な投資誘致の潜在力を有しているとの見解を示した。2025年の同分野における世界投資額は過去最高の2.3兆米ドル(約345兆円)に達し、アジア太平洋地域がその約半数を占めた。同国はこの世界的な投資の潮流を自国へ呼び込む構えだ。
インドネシア商工会議所のアニンディヤ会長は、エネルギー移行について「単なる気候変動対策にとどまらず、自国の経済競争力やエネルギー安全保障、産業戦略の核となる」と強調した。ネットゼロ排出に向けた試算によれば、2050年までに最大3.8兆米ドル(約570兆円)の投資機会が創出される見通しだという。
インドネシアはクリティカル鉱物や豊かな再生可能エネルギー資源、国内の巨大市場に加え、電気自動車(EV)や蓄電池、バイオ燃料、地熱発電などの成長分野で強みを持つ。同氏は単なる原材料供給国からの脱却と高付加価値化に向け、エネルギーの信頼性確保、グリーン産業化の推進、規制明確化による資金調達円滑化という3つの優先課題を提示した。政府、国営企業、民間企業、投資家が一体となって推進する姿勢を強調した。















・クリティカル鉱物や再生可能エネルギー、EV(電気自動車)などの成長分野を活用する。
・原材料供給国から脱却し、官民連携によるグリーン産業化と高付加価値化を推進する。