丸紅株式会社は、インドネシアの100%出資子会社を通じ、デジタル母子健康手帳サービスDiaryBunda(ダイアリーブンダ)を開始した。
DiaryBundaは、スマートフォンアプリを通じて母子健康手帳をデジタル化し、妊娠~育児期に合わせた信頼できる情報の提供、発育状況や予防接種等の記録ができる。
日本発祥である母子健康手帳は、保護者に必要な知識の定着や発育状況の記録が可能であり、発育不良等の減少につながっていると考えられる。
一方で、インドネシアでは紙媒体での母子健康手帳は発行されているものの、日本などに比べ十分な活用が為されておらず、年間出生数約500万人に対して約31%が発育不良等の問題を抱えているとも言われており、出産や育児に関する保護者の知識レベルの向上が急務となっている。
こうした中、同社は民間病院等と協力し、デジタル母子健康手帳をインドネシアに広めていきたい考えだ。