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囚人3万人を仮出所 ウイルス感染対策で

インドネシア政府は定員を大きく上回る人数を収容している刑務所内で新型コロナウイルスの感染が拡大することを防止するため、囚人約3万人を仮出所させることを計画している。

法務・人権省が発出した文書によると、成人の囚人は刑期の3分の2を過ぎていること、未成年の囚人は刑期の半分以上を過ぎていることを条件に仮出所が認められる。

現在、国内には刑務所の収容人数の倍に相当する27万386人の囚人がいる。違法薬物に対する取り締まりの強化が囚人の数の急増につながっているという。

多くの刑務所では定員オーバーに加えて、衛生管理が行き届いておらず、囚人らは感染症の蔓延に対して非常に脆い状況にあると見られている。

これまでに同様の理由から囚人の仮釈放を行った国は、インドネシアの他にはイランと米国がある。