4月の大統領選に出馬している現職のジョコ・ウィドド（通称ジョコウィ）大統領は、再選を果たした場合、職業高校の卒業者及び同等の資格保有者に対してPra-Kerjaカードを配布するという公約を掲げた。
同カードの仕組みは、職業高校卒業後未だ就職できていない者を「失業者」とみなし、一定の水準で手当を政府から支給するというもの。同時に技術向上のための職業訓練も実施される。
同公約は発表以来大きな注目を集めているが、国家予算（APBN）を圧迫するとの指摘や、手当を当てにして働かない者が増えるのではないかとの懸念が多い。また、ジョコウィ大統領は同カードの他に2枚のカード配布を発表しており、スンバコ（生活必需品）の割引や留学支援などの政策を打ち出している。
大統領選ではプラボウォ・スビアント氏（グリンドラ党首）との2度目の一騎打ちとなるが、両者の公約や討論会には多くの国民が関心を寄せている。
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