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オジェック運転手の息子 首席で卒業し警察官に

西ジャワ州チゴムボンで3月3日、インドネシア国家警察官の就任式が行われ、警察学校を卒業した8389人が警察官に任命された。
警察学校を首席で卒業したラハマドさん(20)は就任式で、イルジェン・ガトット・プラモノ警察署長からその成績を称えられ、金メダルをかけられると思わず感涙した。ラハマドさんは、オジェック運転手の父と野菜売りの母に育てられた。決して裕福とは言えなかったが、ラハマドさんの不屈の精神と努力が家族の運命を変えた。
警察学校の学費は高額なため、ラハマドさんは民間企業に一旦就職して警察学校に通うための資金を集めた。勤務は夕方からだったため、午前中はハリム空港付近をジョギングして体を鍛え、警察学校に入学後は、良い成績を出せるよう全力を尽くして勉学に励んだという。ラハマドさんは「両親を喜ばせることができ、本当に誇りに思う。これが私の人生で最も望むことだった」と話している。