スマトラ島中部に位置するリアウ州のインドラギリ・フル県で15日、野生の象が何者かによって殺されているのが見つかった。
地元警察によると象の死骸は午後2時12分頃発見され、見つかったときには象の顔は激しく切り裂かれていたものの、牙は無傷で残されていたという。
リアウ州天然資源保護委員会(BKSDA)と地元警察の合同チームが現場で死骸を解剖し、事件の調査を行っている。
BKSDAのスハルヨノ会長は、この象はテッソ・ニロ国立公園南東部の象の群れが生息している場所から一頭だけ離れて、住民が生活している区域や農園などに立ち入ったため、地元住民から厄介もの扱いをされた可能性があると述べている。
以前にもこの地域では象によって椰子やゴム農園が被害を受けたことが何度もあるとのこと。スハルヨノ会長は、犯人を見つけ出し、正当な法の裁きを受けさせると語っている。