ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は、コロナ禍の現在もスンバコ配布を継続して行っている。通常は路上で配布しているが、今回は突然住民の自宅を訪問し、周囲を驚かせた。
西ジャワ州ボゴール市スンプルで4月26日夜9時頃、ジョコウィ大統領が民家3軒を訪問し、世帯主へスンバコを直接手渡した。近隣住民には政府職員からスンバコが手渡された。
政府関係者によると、ジョコウィ大統領の意志で、困難な状況にある住民たちに直接声援を送りたかったという。
ジョコウィ大統領は以前、ソロ市長やジャカルタ特別州知事の際にも、今回と同じようにスンバコを直接手渡ししたことがあり、庶民派として知られている。
住民からは賛否両論の声が上がっているが、政府関係者は新型コロナウィルス感染拡大防止の衛生プロトコルに従い、マスク着用、適切な距離を保つ(ソーシャルディスタンス)、群衆を避けるなどの規律を守って行われたと説明している。