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運航便数は現在70便、新型コロナで航空産業に打撃

新型コロナウイルスの流行拡大を受け、インドネシアの航空産業が大きな打撃を受けている。国内線、国際線ともに便数が大きく落ち込んでいるためだ。

スリ・ムルヤニ財務相はこのほど、インドネシアで運航されている航空便は新型コロナウイルスの流行前は約7万9000便だったが、現在は70便しかないと説明した。

スリ財務相は「すべての航空会社は大きなプレッシャーにさらされている。航空産業は1月と2月だけで2070億ルピアの損失を出した」とする。

1月23日から2月18日までに全世界で24万便がキャンセルされた。さらにインドネシアでは1月から2月にかけて1万2703便がキャンセルされている。

航空産業は全世界では新型コロナウイルスの影響で、最大3140億米ドルの損失を出すと試算されている。

またインドネシアの外国人来訪者数は3月に47万900人にとどまり、前年同月から64.11%減少した。特に中国と香港からの来訪者の数は96%減っている。