3月6日、帰宅ラッシュのKRLジャポタベック(通勤電車)車内。いつものように家路につく乗客が突如ざわめいた。乗り込んできたのはなんと、インドネシア大統領のジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)氏。
トレードマークの白シャツを着たジョコウィ大統領は、南ジャカルタのタンジュン・バラト駅から乗車。驚いた乗客らは携帯電話で写真や動画を撮り、SNSにアップすると瞬く間にその事実が広がった。ジョコウィ氏は乗客とフランクに対話し「もっと電車を増やしてほしい」といった要求にも耳を傾けていたという。ネットでは「庶民の味方!」「大衆主義者で謙虚な指導者」などと共に「渋滞に耐えられなかっただけでは?」などの声が上がっている。
政府報道当局は「大統領は長い間、電車を利用したいと言っていた」とコメント。6日は南ジャカルタで社会福祉プログラムに関する業務を終え、西ジャワのボゴール宮殿に向かっていたという。
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