ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は11日、インドネシアの研究技術省(RISTEC)および国立研究開発庁で行われている新型コロナウイルス(COVID-19)関連の研究において、ワクチン開発を含めいくつかの進展があったと発表した。
進展があった分野は、PCR検査キット、PCR以外の診断キット、人工呼吸器、バイオセーフティレベル2移動式ラボ。
ジョコウィ大統領は、インドネシア国内での研究開発が進み、新型コロナウイルスの治療に必要な医療物資を国内で大量生産することができるようになれば他国や輸入製品に依存する必要がないと述べ、研究開発のさらなる進展への期待を示した。
5月末から6月上旬の生産開始を目指す。また、ワクチン開発においては、ゲノム配列研究に大きな進展があったと述べた。
ワクチン開発と並行して、重度の新型コロナウイルス感染症から回復した患者の血漿を用いる治療法や幹細胞療法の研究も進めている。