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絶滅危惧種スマトラサイの数が減少

天然資源保護委員会(BKSDA)は、東カリマンタン州で密猟の罠にかかっていたスマトラサイを救出し、その後3カ月に渡ってリハビリを行った後、3月20日に自然に返した。スマトラサイは雌で、”パフ”と名付けられた。
スマトラサイはワシントン条約附属書Iで絶滅危惧種に指定されていて、専門家によるとその生息域である東カリマンタン州西クタイ県とマハカム・ウル県での個体数が、現在はわずか12頭から15頭にまで減少している。同委員会のスナンダル・トリグナジャサ会長は、個体数の回復のためにパフを自然に返すのが重要なステップの一つだと語っている。
パフは推定年齢が25歳以上で若くはないものの、繁殖活動を行うことが期待できることから、パフの救出チームは現在、自然に生息する雄のスマトラサイを探している。