インドネシアの格安航空会社(LCC)ライオン航空グループはこのほど、従業員の賃金カットとレバランの賞与の支給遅延を実施していると明らかにした。
新型コロナウイルスの流行拡大とそれに伴う移動・活動制限を受け、業績が悪化しているため、解雇を避けるために賃金カットによって乗り切りたいとしている。
同グループは3月から従業員2万9000人の賃金カットを実施している。ライオン航空グループのライオン航空、ウィングスエア、バティック航空は新型コロナウイルスの影響を受け、運航を休止していたが、5月10日に運航を再開した。
一方、通常では1日当たりの運航便数は1000便に上るが、現在はこのうちの5%しか運航していない。