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中国籍漁船でインドネシア人乗員暴行死 海洋遺棄

中国籍の漁船に乗船していたインドネシア人乗員が、中国人乗員から暴行を受け死亡する事件があった。死亡した乗員は、魚専用の冷蔵庫に一時保管され、その後、海に遺棄された。

他のインドネシア人乗員ら数人も同様に暴行を受けており、中国人乗員が眠っている間に魚をしまう発泡スチロールを抱いて海へ飛び込み、12時間漂流した後にフィリピン籍の石炭船に救助された。

インドネシア人乗員らは、中部ジャワ州テガルにあるエージェントを通じて漁師として採用され、中国籍の漁船へ派遣されていた。

中部ジャワ州警察は、エージェントの従業員2人を容疑者として認定し、詳しい事情を聞いている。インドネシア出稼ぎ労働者組合(SMBI)によると、インドネシア人乗員の採用や研修、配属の規則管理の行き届いておらず、このような偽のエージェントが急増しているという。

SMBIは、出稼ぎ労働者に関する法律に従い、管轄する労働省に改善を強く求めている。