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マカッサル1家殺害事件 被告2人に死刑判決

南スラウェシ州のマカッサル地方裁判所は11日、一家全員を計画的に殺害したとして殺人罪で起訴されていた被告人2人に、検察側の求刑通り死刑判決を下した。これまでの裁判を傍聴してきた遺族も、死刑を強く望むと訴えていた。
裁判官の「被告人らの犯罪は身勝手で、かつ住民に恐怖を与えた。情状酌量の余地はない」との判決文に、アンディ・ムハンマド・イルハム・アグサリ被告とスルキフリィ・アミル被告は、涙を流した。
被告人らは2018年8月6日、マカッサル市タルロ区に住む子どもを含むサヌシさん一家6人をサヌシさんの自宅で殺害し、その後放火した。サヌシさんの弟、ファフリさんが被告人らの麻薬組織幹部から借りた麻薬の代金2900万ルピアを返済しなかったことが動機だった。