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インドネシア財閥13派徹底解剖|CT Corp

CTコープ(1987年創立)

CTCorp

創始者:チャイルル・タンジュン
中核事業:金融、メディア、運輸、リテール、天然資源

傘下法人・出資先
  1. 金融業
    中堅銀行のバンク・メガ(PT Bank Mega Tbk)を筆頭とし、イスラム金融、生命・損害保険、アセットマネージメント、ローン金融などを手掛ける子会社がある。
  2. メディア・エンタメ
    民放テレビ局運営のトランス・メディア・コルポラ(TMC)がトランスTV、トランス7などで放送。CNNやCNBCのインドネシア版の運営も手掛ける。ニュースポータルサイトのDitik.comも傘下に持つ。
  3. アパレル、飲食関連
    マハガヤ・ペルダナ(PT Mahagaya Perdana)を軸に、有名な外国ファッションブランドの販売権を持つほか、バスキン・ロビンス、ウェンディーズなどのファストフード店も運営。
  4. 小売業
    仏系ハイパーマート・カルフールのインドネシア国内店舗網を2013年に取得。
  5. 旅行・運輸
    国営ガルーダ・インドネシア航空への投資のほか、旅行代理店を運営。
  6. 不動産
    傘下のトランス・プロパティーが大街区(スーパーブロック)開発を手掛ける。スラバヤほか西ジャワ州チブブールとブカシで展開する他、バンテン州南タンゲラン市ビンタロでも建設中。
  7. 天然資源
    CTグローバルリソーシーズ(PT CT Global Resources)を軸に、エネルギー会社の他、プランテーション事業を行うCTアグロ(CT Agro)を抱える。

国内きっての富豪が運営 多角化で大財閥に成長

CTコープは、プリプミとしてインドネシアでも屈指の富豪であるハイルル・タンジュン(Chairul Tanjung)氏が1987年に設立した新興財閥。かつてはパラグループ(Para Group)と称していたが、事業の多角化を進める中で2011年12月、社名を現在のCTコープに改名した。CTとは他ならぬ同氏のイニシャルを取ったものだ。タンジュン氏は実業家としての顔だけでなく、2014年には半年ほどの期間だがユドヨノ内閣の調整相(経済担当)として従事したこともある。

タンジュン氏はインドネシアで5本の指に入る大富豪で、2017年現在の資料では総資産が46億米ドルと国内で4位の地位にある。ただ、実家はそれほど裕福ではなく、両親がありとあらゆる所持品を売却した上でインドネシア大学進学のための学費を工面したといわれる。

大学在学中に2人の同級生と共に書籍やTシャツを売る商店を開業。その後あっという間に医療関連器具の販売を手掛けるなど急成長したが、事業拡大を受けて途中で大学を辞めると同時に1987年に当時のイクシム銀行から1億5000万ルピアの資金を借り、新たに子供靴の製造業を始めた。これが現在のCTコープの初期の事業と見なされている。

1995年には経営破たんしたカルマン銀行(Bank Karman)を取得、これを97年にバンク・メガと改名しさらに業容を拡大した。タンジュン氏がインドネシアで名を轟かせたのは、フランス系スーパーマーケットチェーン・カルフール(Carrefour)の国内店舗を完全取得したことだろう。

現在は、金融業「バンク・メガ」、マスコミ関連「トランス・コープ」、天然資源開発「CTグローバルリソーシーズ」の3本の柱を軸に、小売り事業、不動産開発、テーマパークの運営など、極めて広範に多角化を進めている。また2016年には丸紅と包括的戦略提携を結んだ。

 

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