テラドローンインドネシアは、一般財団電力中央研究所(以下、電中研)の協力の下、ドローンを使用した送電線点検の実証実験をインドネシアで成功させたと明らかにした。
この実験では東ジャワ州とバリ州で、インドネシア国有電力会社PT PLNが所有する送電線を点検。およそ10分間の飛行で、送電鉄塔4本を含む、計2キロもの送電線点検を完了した。
点検のレポートは、テラドローンと電中研が共同開発したソフトウェアシステムを使用することで、点群または3Dマップデータとして取得することができる。このデータを活用し、送電線間の距離の測定、緩み始めた部品の特定が可能だという。
従来は、点検作業員が高所、また高圧電力が流れる電線・電柱付近で作業を行う必要があったため、点検には危険が伴った。同社は、長距離飛行が可能なドローンを使用することで、危険性の低減、また人件費などのコストの削減を実現できるとしている。
コメントを残す