インドネシア事業に関する無料相談はこちらから

ジャカルタからジャワ島外へ 首都移転閣議決定

ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は4月29日、首都をジャカルタからジャワ島外へ移転すると閣議決定した。バンバン・ブロジョネゴロ国家開発企画庁長官は記者団に対し「首都移転により、ジャワ島に政治やビジネスが集中するのを避け、開発が遅れている地域の経済的発展の糸口としたい。列島の東方の島が候補地として挙がっているが、具体的な移転候補地は現在のところ未定。今後、調査と協議を重ねて移転地を決定する」と述べた。
首都移転の構想は、スカルノ初代大統領の時代からあったものの、実現には至らなかった。首都移転には大規模なインフラ開発が必要とされ、資金の確保が課題となる。実際の移転には決定から10年程度かかるとの見通しだ。経済や政治中心のジャカルタ首都圏は、約3000万人が住み、渋滞や住宅不足が深刻化している。