世界保健機関(WHO)と国連児童基金(ユニセフ)はこのほど、インドネシアの国営製薬会社ビオ・ファルマに対し、経口ポリオワクチン2型(mOPV2)の生産・備蓄を要請した。
ビオ・ファルマのスリ・ハルシ・テテキ取締役は「われわれはWHOから5億ドース分のmOPV2を提供するよう要請を受けた」と説明する。さらに「わが社は東南アジア最大のワクチン製造会社として、ナイジェリア、コンゴ、ソマリア、ケニア、エチオピアなどを先に襲ったポリオの撲滅に向けた国際的な動きを支援する」と強調している。
また、米国の実業家で、慈善活動家としても知られるビル・ゲイツ氏が立ち上げたビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の代表者らがビオ・ファルマを訪問し、ワクチンの研究開発について協議したという。
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