インドネシア事業に関する無料相談はこちらから

元最高裁判所秘書を収賄罪で逮捕

汚職撲滅委員会(KPK)は1日夜、収賄罪の疑いで元最高裁判所秘書のヌルハディ容疑者と、義理の息子レズキ・ヘルビヨノ容疑者を南ジャカルタ区で逮捕した。ヌルハディ容疑者は、KPKの再三の呼び出しにも応じず、今年2月13日から行方が分からなくなっていた。

両容疑者が関わっていたのは、PT. Multicon Indrajaya Terminal(MIT社)とPT. Kawasan Berikut Nusantara(KBN社)間の株に関する民事訴訟で、MIT社がレズキ容疑者へ9枚に分けた小切手を渡し、それをヌルハディ容疑者が受け取る構図となっていた。

KPKは同社ヒエンドラ・ソエンジョト代表取締役も事件の容疑者のひとりとして、その行方を追っている。また今回の逮捕は、2017年に襲撃犯に硫酸をかけられて左目に重傷を負ったノベル・バスウェダン捜査官が指揮をとったと地元紙は伝えている。