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ガルーダが運賃引き上げを検討、座席稼働率低下受け

インドネシアの国営ガルーダ・インドネシア航空のイルファン・スティアプトラ社長はこのほど、同社の航空運賃を引き上げる方向で検討していると明らかにした。

新型コロナウイルスの感染防止のため、機材に空間を確保する必要があることから、事業継続には料金引き上げが必要になるとみている。

インドネシア政府の規定では、航空各社が搭乗させられる乗客数は、人と人との距離を確保するため、各機材の最大容量の半分までとなっている。こうした規定が今後も継続して適用されれば、ガルーダの業績はさらに悪化するとみられる。

こうした中、同社長は「乗客間の距離をとることを今後も求められれば、すべての座席を売り出すことができないため、わが社の業績に打撃となる。そのため、航空運賃を引き上げる必要がでてくるだろう」と語る。

一方、運賃を引き上げる場合でも、その金額は乗客が「容認できる」範囲に抑えるとする。