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個人用防護具(PPE)の生産が急拡大、質には課題も

新型コロナウイルスの流行に伴い、マスクなどの需要が高まる中、インドネシアでは各社が個人用防護具(PPE)の生産を拡大させている。一方、品質が伴っていないという。

インドネシアのサージカルマスクの月産量は現在、3億9482万枚に上り、新型コロナウイルスの流行以前の1億5000万枚から大きく増えた。

生産の拡大は、繊維各社がマスクに製品をシフトさせてことに加え、政府からの需要が増えたことが背景にある。

繊維各社は工場の生産を維持するため、生産する品目にサージカルマスクや布マスク、カバーオールなどの製品を加えている。これに伴いPPEの生産量が大きく伸びている。

一方、医療現場からはインドネシアで生産されたPPEの質について苦情が出ている。

また医療現場では、再利用できるPPEは敬遠され、使い捨てのPPEのほうが需要がある。医療機関の多くがPPEを消毒する設備を持っていないためだ。