新型コロナウイルス感染拡大に伴い、多くの会社が倒産したり従業員の解雇や減給をしたりする中、タクシー業を主な事業とするブルーバード社は「大規模社会的制限(PSBB)」の措置もあり、経営状態が苦しくなっている会社のひとつである。
しかし同社では、従業員4万人を解雇せず、レバラン手当(THR)を支給し、また従業員の子どもには奨学金も与えている。
バンドン工科大学ビジネスマネジメント学部のノミ教授は、その秘訣として厳密な貸借対照表で会社の状態を管理していることや、長年様々な仕事関係者と良好な関係を保っているためと語っている。
また同社は今後、国内で提唱されている「ニューノーマル(新たな日常)」に対し、「ニューデジタルビジネス」を展開する予定で、QRコードによる支払いや、荷物を運ぶ場合、すでに梱包された物だけとするなど、人と人との接触を最小限に押さえる手段を検討中だという。