インドネシア国営企業省はこのほど、電子商取引(Eコマース)Bukalapakの共同創業者であるファジリン・ラシド氏を国営通信テレコムニカシ・インドネシア(テルコム)の取締役に指名した。テルコムはデジタル部門を強化する意向。これに向け、同氏のデジタル部門での手腕が期待されているという。
テルコムは19日のオンライン記者会見で、「ファジリン氏の指名は、デジタル・プラットフォームと関連サービスを伸ばしたいというわが社の計画に沿ったものだ。そのために、この分野に強い役員を迎え入れる必要がある」と説明した。
テルコムは2020年初頭、事業戦略を転換し、デジタルサービスへ注力する方針を明らかにした。テルコムの収益は携帯電話子会社のテルコムセルに大きく依存しているため、事業の多角化を図る。