インドネシア旅行代理店協会はこのほど、航空会社の多くはいまだに、新型コロナウイルスの流行を受け運航がキャンセルとなった国際線の料金を顧客に払い戻していないと明らかにした。
インドネシアでは、2020年1~2月にキャンセルとなった国際線の顧客からの料金払い戻し要請が、計2兆4500億ルピア(約1億7320万米ドル)に上っている。一方、このうち払い戻しが実施されたのは、8520億ルピアにとどまる。またこれは国際線のみで、国内線のキャンセル分は含まれていない。
多くの顧客は今も、旅行バウチャーではなく、現金払い戻しを希望している。
一方、航空各社が自動払い戻しのシステムを停止するなどしているため、旅行代理店は顧客の払い戻し要請に対応できないでいる。