国際環境NGOグリーンピースが4月に公表した報告によると、中国が国外からのプラスチックごみなど24種の廃棄物の輸入を2月に全面的に禁止して以来、インドネシアを含む発展途上国に先進国から輸出されるプラスチックごみの量が増加している。インドネシアでは廃棄物の輸入量が2017年には一月あたり1万トンだったが、2018年には3万5千トンにまで増加している。
最も大量のプラスチックごみをインドネシアに輸出しているのは英国で、2018年1月から11月にかけて6万7807トンを輸出している。ドイツ、豪州も大量のごみをインドネシアに輸出している。
環境団体は、2016年に商業省が制定した廃棄物の輸入に関する規則の”抜け道”を先進国が利用して廃棄物をインドネシアに輸出する事例が増えており、インドネシアが先進国にとっての”ゴミ箱”になっているとの警告が発せられている。
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