中央ジャカルタのタナ・アバン地区で22日午前3時30分、サフール(断食月の夜明け前の食事)の時間になっているにも関わらず、デモに参加しようとMHタムリン通りを目指す群衆と警官隊がにらみ合う緊張状態が続いていた。
群集は解散する様子をみせることはなく、さらには路上のゴミに石油をかけて火を付けたとみられ、消防車2台が出動して消火活動にあたった。火の手は4ヵ所からほぼ同時に上がったという。群集は警官隊へ投石し、警官隊は催涙ガス弾を使い応戦を続けた。
元々この群集は前日の午後10時頃、選挙監視庁(Bawaslu)庁舎前に設置された有刺鉄線を破壊しようとして警察官に追い払われたところ、タナ・アバン地区方面と住宅街のゴンダンディア地区方面へ分散して逃亡。タナ・アバン地区へ逃げた群集がこの騒動の発端となっているとみられている。
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