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インドネシア人船員 過酷労働の中国籍船から泳いで逃亡

中国漁船における過酷な労働環境から逃げ出そうと、マラッカ海峡で操業中の中国漁船からインドネシア人船員2人が海へ飛び込み、泳いで脱出していたことが明らかとなった。

脱出したのはレイナルフィさん(22)とアンドリ・ジニアンシャさん(30)で、海に飛び込んでから7時間ほどたった6日午前3時ごろ、リアウ諸島州カリムン海域で漁師に発見され、救助された。

中国籍の船にはインドネシア人以外にも数人の外国人が船員として乗船しており、同じように劣悪な労働条件で酷使されていたという。今年5月にも、別の中国籍漁船で同国船員による暴行で死亡したインドネシア人船員が海洋遺棄されたことが判明しており、インドネシア出稼ぎ労働組合(SMBI)は船員派遣を管轄する労働省に事件解明と改善を求めていた。