東南スラウェシ州コナウェ県クンダリ空港に6月23日、中国人156人を乗せた格安航空会社ライオンエアのチャーター便が到着した。
中国人らは、同県モナシの中国系企業「PT Virtue Dragon Nickel Industry(VDNI)」などに雇用された労働者で、今回到着した156人を含め最終的に500人の受け入れが予定されている。
中国人労働者の到着を受け、新型コロナウィルス禍で外国人の入国制限を課している最中、中国人だけ入国を許可されることや、インドネシア人労働者の雇用の機会を奪っていると不満を抱えていた住民らが同日にデモを行い、空港から市街地へ出る道を閉鎖した。
デモは翌日早朝まで続き、出動した警察官らが催涙ガスを使用。住民らは投石などして対抗した。一方で到着した中国人労働者らは別のルートを通り、VDNIのある工業地帯へ向かったという。