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シナブン山の噴火警戒度が下げられる

北スマトラ州カロ県の活火山シナブン山(標高2460メートル)は、2010年に400年ぶりに噴火して以来、活発な噴火活動を続けている。
噴火警戒レベルは2015年に4段階中最高の「危険」(awas)に指定され、それ以来変化が無かったが、5月20日に約4年ぶりに警戒レベルが一段階低い「警戒」(siaga)に引き下げられた。警戒レベルの引き下げは過去10カ月間の火山活動の観測結果により、溶岩ドームの中が空になったことや、地下からのマグマの圧力が低下し地上への供給量が減少していることなどから、活動が沈静化していると判断されたため。ただし、今後も爆発的な噴火が起こる可能性はあるという。
警戒レベルの引き下げに伴い、火口周辺の立ち入り禁止区域も南南西側で7キロから5キロ、南西側で4キロから3キロに縮小されている。