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競争委がグラブに課徴金支払いを命令、不公正な取引で

インドネシア事業競争委員会(KPPU)はこのほど、配車アプリ大手グラブ・インドネシアと、同社のパートナーのテクノロギ・プンガンクタン・インドネシア(TPI)に対し、ドライバーに対して不公正な取引を行ったことが競争法に違反するとして、300億ルピア(約200万米ドル)を支払うよう命じた。

KPPUは、グラブ・インドネシアが、TPIのドライバーに優先的に発注をしており、この結果、それ以外のドライバーへの発注が減少したと認定した。KPPUによると、グラブ・インドネシアはこうした行為をジャカルタ首都圏、南スラウェシ州マカッサル、北スマトラ州メダン、東ジャワ州スラバヤで行っていたという。

KPPUは「グラブとTPIによる不公正な取引は独占状態を生み、TPIのドライバー以外のドライバーに対して不公正な事業競争をもたらしている」と説明する。