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新型コロナ死亡者遺族が規定を守らずトラブル多発

インドネシア国内の様々な地域で、新型コロナウィルス感染症、またはその疑いで死亡した遺体の取り扱いを巡り、遺族と当局間のトラブルが多発している。

遺族が、病院や救急車から遺体を奪おうとしたり、埋葬した遺体を掘り起こすなど、その悪質な行為は広がりをみせている。新型コロナウィルス感染症で死亡した場合、衛生プロトコルに従い、遺体はビニールに包まれて埋葬される。しかし、これはイスラム教の埋葬方法と異なり、遺族が慣例通りの埋葬を行うために、当局関係者と衝突を起こしている。

またこのような遺族の中には、遺体から新型コロナウィルスに感染したと見られる事例も発生しており、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は6月29日、大統領宮殿(イスタナ)で開かれた参加者限定会議で、パンデミック中はルールに従うことが重要だと国民に強く理解を求める一方で、場合によっては重い措置を課す方針もあると述べた。