東ジャワ州バニュワンギ警察は13日、12歳の少女が45歳の男性と結婚させられたと少女の両親から通報を受け、児童婚の疑いで捜査を始めた。
養母である少女の叔母が、今後も養育することは経済的に困難として、実の両親の許可を得ないまま男性の4番目の妻として嫁がせたという。
しかし、警察が捜査を進めるうちに、2年ほど前から少女は養父から性的虐待を受けていたことが明らかとなり、養父は逮捕された。
警察は、この養父の行為を隠蔽しようとして、養父母が少女に児童婚を強制した疑いがあるとみて詳しい捜査を続けている。
インドネシアでは婚姻法により、結婚の適齢期は21歳とされているが、2019年10月に改訂された婚姻法では、両親の許可があれば男性は19歳、女性は16歳で結婚ができる。しかし経済的な理由などによる児童婚が各地で後を絶たず、問題視されている。